徳島県の阿波市には郷土料理、名物たらいうどんがあります。
徳島県民には馴染みがあり私も小さなころから食べていました。
親戚が集まった時に食べに行ったり、ちょっとドライブがてらランチにととにかく良く行くお店を紹介致します。
うどんと言えば香川県が有名ですがまた違った、徳島県のたらいうどんです。
たらいうどんとは??
たらいうどんは板野郡土成(どなり)町の名物です。江戸時代末期に地元のきこり達が、谷川で手打ちうどんを茹で、そのまま釜を囲んで食べたのが始まりと言われています。又、渓流に棲む川魚であるジンゾク(ハゼ科の小魚)でとった出汁で食べる事も特徴的です。
宮川内谷(みやごうちだに)川の渓谷美を満喫しながら、大きなたらいに入ったコシの強い手打ち麺を、大勢で囲んで食べるたらいうどんは、野趣(やしゅ)満点です。
・山仕事をする人たちの仕事納めのふるまい料理がルーツと言われています。
簡単に言うと、
大きなたらいに入った うどんを川魚のジンゾクでとった出汁で食べる豪快で美味しい 郷土料理です。
こんな木製のたらい
川魚ジンゾク
【分布】本州西部、四国、九州などに分布する、日本だけに生息する固有種です。ゴリなどの別名が各地にありますが、徳島県ではジンゾクと呼ばれています。吉野川では中流~上流域、支流などでみられます。
出典:http://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/river/profile/ikimono/zukan/gyorui/joryu/kawayoshinobori.html
たらいうどんの出汁の決め手はこの川魚ジンゾク。
ずっと”ジンゾク”の名称は知っていたのですが、こんな魚だとは知りませんでした。
綺麗な水を好み、少しの汚染でもあればたちまち姿を消すそうなので、まさに清流、徳島県の自然の中で生きています。
たらいうどんの名所、土成では今でも変わらず綺麗な水、川が残されています。
たらいうどんの名所
徳島県阿波市土成町宮川内あたりの、国道318号線に沿って点在するお店です。
徳島市内にも各地ありますが本家は土成(どなり)
過去にアンジャッシュの渡部さんが番組で紹介をしていたお店もあるので段々と認知されているのでしょうか。
徳島市内から車で40分程走ります。
たらいうどん 一天
我が家の行きつけはここ一天(いってん)
創業は60年で、宮川内谷川からの滝が目印です。
先日土成では雪が舞い散る中ドライブがてら食べに行ってきました。
↓詳しく載っています
こんな階段と坂を下って
メニュー
たらいうどん565円、肉たらいうどん913円、
名物若鶏タレ焼き872円、釜飯各種725円~、
徳島産あまご塩焼き、徳島産あゆ塩焼き、
沢蟹からあげ648円など
名物若鶏タレ焼き
出典:https://www.awa-kankou.jp/odekake/ittenntaraiudon/
さあ!いただきます
この日注文したのは
たらいうどん 2人前
釜めし 2人前
我が家はこれが定番でうどんを3人前にしたりするくらいです。
うどんと釜めし=炭水化物+炭水化物。すごくお腹が膨れ(笑)
でもうどんって消化が良いので、余裕です。
徳島ラーメン+ご飯みたいなもんかな。。
たらいうどんは コシがあって味があります。
ジンゾクを使った出汁は少し濃い目ですが、卵や生姜、ゴマなどで上手く調和されます。
食べ方にコツがあって、たらいから出汁容器に入れる時にたらいのフチで湯切りをします。
これをしないとすくい上げるだけだと出汁がお湯で薄まるので覚えていて損はありません。
釜めしは運ばれてきたら、とりあえず混ぜます。また蓋をして蒸らして出来上がり!
味は少し濃い目ですがエビや山菜も入っています。美味しい!!
景色も最高の調味料
滝があって
川が流れて
肌で感じられる豊かな自然の中で味わうたらいうどんは格別です。
お腹いっぱいで大満足!
機会があればぜひ足を伸ばしてスローフードを食べに、そしてお気に入りのお店を探してみて下さい。
通販でもお取り寄せができます
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